姿勢と高血圧の深い関係

gucchi g

 

あまり知られていませんが、姿勢と高血圧には密接な関係があります。

今回はそのつながりについて、詳しくお伝えします。

そもそも「血圧」とは?

血圧とは、血液が血管の壁にかける圧力のことです。

この圧力が強くなりすぎた状態を「高血圧」と呼びます。

高血圧は、血液の流れが何らかの原因で妨げられることで、血管内の圧力が上がって起こります。

原因はさまざまですが、近年注目されているのが、

  • 筋肉の過度な緊張
  • 骨格のゆがみや姿勢の崩れ

といった身体の構造的な問題による血流障害です。

薬(降圧剤)のはたらきとその限界

高血圧に対しては、一般的に「降圧剤」と呼ばれる薬が処方されます。

この薬は、血圧を下げるために血管を拡張したり、血液の流れをゆるやかにする作用があります。

一時的に血圧を抑えるには効果的ですが、高くなった原因そのものに対処しているわけではありません

そのため、血流がさらに滞ることで、

  • 冷えやだるさ
  • 脳や心臓への負担
  • 他の循環器疾患

など、新たな不調やリスクを招く可能性もあります。

姿勢改善が血流と血圧を変える

実際に、姿勢を正して血流が改善された結果、降圧剤が不要になったという方も少なくありません。

姿勢を整えることで、

  • 血管の圧迫が減る
  • 筋肉の緊張がほぐれる
  • 血液がスムーズに流れる

といった効果が期待でき、高血圧の根本的な改善につながることもあるのです。

まとめ

高血圧という症状だけを薬で抑えるのではなく、「なぜ血圧が高くなったのか?」という原因を見つけて、体のバランスを整えることが重要です。

姿勢や筋肉の使い方といった「日常の当たり前」を見直すことが、健康への一番の近道かもしれません。

薬に頼り続ける前に、まずは自分の体の状態に目を向けてみる