子育て中って、自分のことは後回しになりがちですよね。
私自身も、気がつけば仕事と家事と子どものことで1日があっという間に終わっていました。
でも、東京に引っ越してきて、ある“衝撃”を受けたんです。
それは、子どもたちの間で英検を持っているのが当たり前のような雰囲気があること。
英語が飛び交うインバウンドの街中や、外国人の多さにも驚きました。
「ここでは、英語は“勉強”じゃなくて“生活”なんだ」と肌で感じた瞬間でした。
そんなある日、子どもに「英語、頑張らないとね!」と声をかけた時、ふと自分にブーメランのように返ってきたんです。
……で、私は頑張ってる?
実は私、小さい頃から勉強は好きな方でした。
机に向かうのも苦じゃないタイプで、学生時代は「やらない理由がわからない」とさえ思っていたくらい。
でも、子育てをしていると話は別です。
疲れてバタンキューの日もあるし、自分のことなんて後回しにするクセもすっかり身についてしまった。
気づけば、英語も仕事でなんとなく使ってるけど、語彙のバリエーションがないまま、いつも同じフレーズばかり…。
「子どもには英語が大事だよ」なんて言いながら、自分はそれ以上でもそれ以下でもない英語を使い続けてることに、ハッとしたんです。
「子どもに“やりなさい”って言ってる自分は、ちゃんとやってるのか?」
そう自問自答した私は、20年ぶりにTOEICを受けてみることにしました。
学生以来の挑戦にドキドキしながらも、「いま、できることから」と決めて、できる範囲で勉強を始めました。
移動中はリスニング音声を聴いたり、スキマ時間に『金フレ』で単語を覚えたり。
家では、子どもが宿題をしている横で、私も一緒に単語帳をめくっていました。
「ママ、なにしてるの?」と聞かれたら、「ママも勉強中だよ」と答える。
親が“やらせる”んじゃなくて、“一緒に頑張る”姿を見せる。
それって、実はすごく大きな意味があるんじゃないかなと思うようになりました。
子どもって、「やりなさい」って言葉だけじゃ動かないんですよね。
それよりも、“親が本気で取り組んでる姿”の方が、何倍も伝わる。
一緒に机に向かっていると、子どもは少し嬉しそうな顔をします。
「ママも頑張ってるんだ」って思ってくれてるのかもしれません。
完璧じゃなくていい。
ちょっとずつでも、「挑戦してる背中」を見せることが、子どもへの何よりの応援になるんじゃないかと感じました。
子育てって、想像以上に体力も気力も使いますよね。
自分のことは後回しになって当たり前。
でもそんな日々の中でも、「ちょっとやってみようかな」と思ったその瞬間が、きっと自分を変える第一歩になると思います。
私は今回、TOEICを通して、
「学ぶって楽しい」
「挑戦するってやっぱり面白い」
そんな感覚を思い出すことができました。
そして何より、「子どものために頑張る」って実は、自分のためでもあるってことに気づけたんです。
このブログを読んでくれた誰かが、
「じゃあ、私もやってみようかな」
そんな風に思ってくれたら、うれしいです。
今日も、子育ておつかれさまです🌿
あなたの頑張りは、ちゃんと子どもに届いていますよ。