ねこ背の人が注意すべきストレッチとは?

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「ストレッチは体に良い」多くの人がそう考えています。

確かに、正しく行えばストレッチは筋肉を柔軟に保ち、疲労回復やケガの予防にも役立ちます。

しかし、猫背の人には『やってはいけないストレッチ』があることをご存知でしょうか?

ねこ背の人が避けるべきストレッチとは?

それは、背中や腰など“背面”の筋肉を伸ばすストレッチです。

「背中が痛いから、背中をストレッチしよう」

そう思うかもしれませんが、これは実は逆効果になる可能性があります。

なぜ背面を伸ばすのが良くないのか?

人の体は、動きに応じて筋肉が縮む部分と伸びる部分ができます。

たとえば、ねこ背の姿勢では、

  • 首の前側や胸(正面の筋肉)が縮んでいる
  • 背中や腰(背面の筋肉)が引き伸ばされている

という状態になります。

つまり、ねこ背の人の背中はすでに「伸びきっている」状態なのです。

この伸びた筋肉が引っ張られて危険を感じ、脳が痛みとして反応しているのです。

この状態でさらに背面をストレッチしてしまうと、すでに緊張している筋肉を無理に伸ばすことになり、痛みが悪化したり、姿勢がさらに崩れることにつながります。

本当に必要なのは「前面の筋肉をゆるめること」

ねこ背の原因となっているのは、実は前側の筋肉の縮みです。

首の前、胸、腹部といった筋肉が固く縮こまっているため、背中が引っ張られ、ねこ背という形になっているのです。

このような場合、改善に必要なのは、背中を伸ばすのではなく、前面の筋肉を緩めて、体のバランスを整えることです。

前面の筋肉をゆるめることで、背中は自然に引っ張られなくなり、ねこ背も徐々に改善し、痛みも軽減していきます。

まとめ

ねこ背の人が「背中が痛いから」と背面ばかりストレッチしてしまうのは、逆効果になる可能性があります。

痛みの原因は伸びきった背中ではなく、縮んだ前側の筋肉にあると理解することが大切です。

ストレッチは筋肉に良い効果を与えますが、やり方を間違えると逆に姿勢を悪化させてしまいます。

ねこ背改善には、正しい知識に基づいたストレッチや姿勢の調整が不可欠です!