あまり知られていませんが、姿勢と高血圧には密接な関係があります。
今回はそのつながりについて、詳しくお伝えします。
血圧とは、血液が血管の壁にかける圧力のことです。
この圧力が強くなりすぎた状態を「高血圧」と呼びます。
高血圧は、血液の流れが何らかの原因で妨げられることで、血管内の圧力が上がって起こります。
原因はさまざまですが、近年注目されているのが、
といった身体の構造的な問題による血流障害です。
高血圧に対しては、一般的に「降圧剤」と呼ばれる薬が処方されます。
この薬は、血圧を下げるために血管を拡張したり、血液の流れをゆるやかにする作用があります。
一時的に血圧を抑えるには効果的ですが、高くなった原因そのものに対処しているわけではありません。
そのため、血流がさらに滞ることで、
など、新たな不調やリスクを招く可能性もあります。
実際に、姿勢を正して血流が改善された結果、降圧剤が不要になったという方も少なくありません。
姿勢を整えることで、
といった効果が期待でき、高血圧の根本的な改善につながることもあるのです。
高血圧という症状だけを薬で抑えるのではなく、「なぜ血圧が高くなったのか?」という原因を見つけて、体のバランスを整えることが重要です。
姿勢や筋肉の使い方といった「日常の当たり前」を見直すことが、健康への一番の近道かもしれません。
薬に頼り続ける前に、まずは自分の体の状態に目を向けてみる