今夜は、月の姿が見えない“新月”。
目には見えなくても、
わたしたちの内側では、
新しいサイクルが静かに始まろうとしています。
一度すべてを手放し、ゼロになるような感覚。
それは、まるで深い呼吸の「吐く」のあとに、
自然と「吸う」が訪れるように——
今はまだ何もない静寂の中で、
ほんとうの「願いの種」が、
そっと息づき始めるタイミングです。
慌ただしい日々の中で、
気づかないうちに溜まっていた思考や感情、
「こうしなきゃ」と思い込んでいたこと。
そんな“不要なもの”をそっと手放し、
自分の中心に還るチャンスが、新月にはあります。
だからこそ、こんな問いかけをしてみてください。
「いま、心から望んでいることは?」
「どんな毎日を、ほんとうは過ごしたい?」
「何を手放せたら、もっと軽くなれる?」
答えはまだ分からなくても大丈夫。
新月は“感じる”ことからすべてが始まります。
静けさを味方に、身体をゆるめる時間を。
お湯に浸かりながら、そっと目を閉じて。
今のわたしを、ただ“感じる”だけでいい。
新月は、“意図を立てる”のに最適なタイミング。
未来の自分に向けて、そっと願いを届けてみましょう。
たとえば…
「私は、自分らしく心地よく暮らしています」
「私は、わたしのリズムで軽やかに生きています」など。
願いごとは、未来への宣言。
心の奥にある“ほんとうの願い”を見つけてあげてください。
感覚をひらくための静寂のため
ただ「何もしない時間」をつくってみてください。
たとえば…
・スマホをオフにする
・窓辺で外の風を感じる
・静かな音楽のなかで、ただ座ってるだけでもOK。
新しいエネルギーのためのスペースをつくる。
外側の空間は、内側の状態を映し出す鏡のようなもの。
まずは、部屋の一角だけでも、シンプルに整えてみましょう。
たとえば…
・いらなくなったものをひとつ手放す
・デスクや枕元をリセットする
・キャンドルや植物など、自分が落ち着ける“聖域”をつくる
新しい願いの種が育つには、余白が必要です。
片づけは、心と魂の浄化にもつながります。
静まり返るこの夜だからこそ、
新しい流れはそっと始まっていきます。
何かをがんばらなくていい。
答えを出さなくてもいい。
ただ、静けさの中に身をゆだねて、
今ここにいる“わたし”に優しく寄り添うだけでいいのです。
月が姿を見せない今夜、
あなたの内側にある「光の種」が、
そっと目を覚ましはじめますように。
そして、また満ちていく未来に向かって、
小さな一歩を踏み出す力が育っていきますように。
\ 新月の夜に、“本当の願い”と出会う小さな儀式を /