「小さな背中に、未来のチカラを」～“経験は財産”という想いをベビーリュックに込めて～

「あなたはどう思う？」

これは、私が留学先で初めて本気で向き合うことになった問いでした。
その時の私は、何も答えられなかったんです。
たくさん勉強して、知識はあったはずなのに、自分の言葉が出てこない。
――その瞬間、私は痛感しました。「私は、誰かの意見を“知っている”だけで、自分の考えを持っていなかったんだ」と。

それ以来、私は「経験は財産」という言葉を大切にしています。
本を読むことや人の話を聞くことも大切だけれど、それだけでは“自分の意見”は生まれない。
実際に自分の足で動いて、感じて、考えたことこそが、本当の意味での“自分の考え”になるのだと思います。

だから私は、これからの時代を生きる子どもたちにも「たくさんの経験」をしてほしいと願っています。
特に、赤ちゃんの頃から親子でたくさんお出かけして、世界を“見る・聞く・触れる”経験を重ねてほしい。

そんな想いから、私はベビーリュックを作っています。
赤ちゃんが自分でリュックを背負う姿は、まだ歩けないうちから「自分で歩いていく」気持ちの始まり。
小さな背中に背負うリュックは、ただのファッションアイテムではありません。
それは、「一緒に行こうね」「いろんな世界を見に行こうね」という、親からの優しいエールです。

たくさんのお出かけが、たくさんの“初めて”を運んできてくれます。
その経験がいつか、自分の考えを持って、誰かと対話し、世界に羽ばたく力になると信じています。

どうか、たくさんおでかけしてください。
小さなリュックには、未来の可能性が詰まっているのですから。