救急車を呼んだら「人の温かさ」に触れて号泣。仕事に活かしたいこと

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先日、1歳の息子がおもちゃの木の棒を口に咥えながら歩いて転倒。

喉に近い歯茎に突き刺さってしまい、一時血だらけ。救急車を呼ぶ事態になりました。

 

息子が自分で木の棒を抜き、2分間くらい大号泣したら泣き止んだので

ちょっと様子を見ながら#7119へ電話し、判断を仰ぎました。

 

『今すぐに歯医者へ行ってください』と言われて案内された病院が2カ所。

1つは自宅からタクシーで30分以上、もう1つに関してはタクシーで1時間はかかるところ。

息子も泣き止んでいるし、ちょっと様子を見ていました。

 

そこから10分くらい機嫌よくしていたのですが、私がどうにかして口の中を冷やそうと試行錯誤していたら

息子がまたも大号泣。泣き声を聞いているうちに私もパニックになってしまい、

仕事中のたかパパに電話しても、母に電話しても誰も出られずで、慌てて救急車を呼びました。

 

まず119に電話すると女性が応対して下さいました。

症状を最初に聞かれると思っていたのですが、まずは住所を聞かれました。

 

お伝えすると

『新築ですか?住所がこちらで出てこないのですが、どの辺りでしょう?』と言われ

息子の泣きわめきを聞きながらで、しどろもどろな説明に。

 

なんとか分かっていただき、名前・息子の年齢・息子と私の関係性を聞かれましたら

『もう向かっていますからね!大丈夫ですよ!』

と言って下さってから

『では、どのようなことがあって、今どんな症状ですか?』

と聞いて下さいました。

 

私としては最初に経緯や症状を聞いてから、救急車を出すかの判断をすると思っていたので

まず住所を聞いて下さったのはすぐに向かわせるためなのか!と納得したのと

『もう向かっていますからね!大丈夫ですよ!』』

と言って下さった瞬間に、安堵で号泣してしまいました。

 

泣きながら状況説明を終えましたら

『他にご家族はいらっしゃいますか?』

『はい、小学1年生の娘がいます』

 

『では、お嬢様に外へ出ていただき、救急隊員に手を振ってお家の場所を知らせてください』

と言われたので、娘にお願いしました。

 

私はと言うと、息子の泣き声を聞きながら、今は17時。

どこの病院に搬送されるか分からないけど、帰りは20時くらいになるかもしれない。

夕食はどこかで簡単に済ませるとして、お風呂も入れておこう。

あとは窓は閉めたし、お財布持ったし、医療証と保険証・母子手帳も持った。

玄関に移動だ!

 

ここまでは意外に冷静でした。

娘のことが気になり、玄関を開けましたらお向かいのご主人が!

 

私の姿を見つけるなり

『大丈夫ですか?話は、りなちゃんから聞きました!僕は大通りで救急車を誘導するので

お母さんは、あおと君についていてあげてください!』

と言ってくださったのですが

 

『でも・・・』と申し訳なさが勝って言葉に出してしまいました。

『今はお子様を優先してください!僕は大丈夫ですから!』

遠慮する私に力強く言って下さり、大通りへ駆けて行きました。

 

たかパパが仕事中で全く連絡がつかなくて不安な中、男性の低い声がものすごく落ち着いて

ご近所さんが本当に頼もしいことに感謝感謝でまたも号泣。

 

息子を抱っこであやしていると、救急車のサイレンの音が近づいてきました。

よくネットニュースで「サイレンの音が迷惑と言う人がいる」という見出しをみますが

そんな風に考える方がやっぱり信じられない。

私はサイレンの音にものすごく安堵し、まだ電話して5分くらいしか経ってないのに(体感としては)

もう来てくれた!と嬉しくなってまた泣きました。

 

玄関の鍵をしめて、息子を抱きかかえながら表に出ますと、救急隊員が走ってきてくれます。

そしてお向かいのご主人様も!

 

『本当にどうもありがとうございました!!!』とお礼をお伝えすると

『お子様優先で!行ってください!きっと大丈夫ですから!!』と言って下さって

号泣しながら救急車に向かいました。

 

『後ろから乗り込んでくださいね』と案内されたのですが、なぜか足が上がらない・・・

足がもつれてる?!

 

上手くのりこめずに苦戦していると、

『ちょっと背中押しちゃいますね』と乗り込むのを手助けして下さいます。

 

そうだった!私、もうすぐ臨月の妊婦だった!

救急車に乗り込む段差が高くて、重たいお腹と息子を抱きかかえてではスムーズに乗り込めなかったのです。

あまりに慌てていたので、自分が妊婦だということも

普段から恥骨が痛くて上手く歩けないことも忘れていました。

 

家では冷静でいられましたが、一歩外に出て人の優しさに触れると

安堵で逆に何も考えられない感じに(苦笑)

 

結局息子は血だらけではあったものの、木の破片が呼吸器官に入っていないこと・心拍にも問題ないこと等を鑑みて

救急車の中で診てもらってそのまま帰宅になりました。

 

今回の件で、「人の言葉」ってやっぱりすごい魔法だな~と思ったんです。

温かい言葉って人を救いますよね。

 

救急車の手配をして下さった女性の『もう向かってますからね』の一言が、どれだけ安心したか。

お向かいのご主人様の冷静な言動に、どれだけ救われたか。

救急隊員の方々は、息子や私のことだけでなく、

娘にも『もう夜ご飯食べた?』『お姉ちゃんもビックリしたよね!』等と声掛けをして下さいました。

 

帰宅できることになって、お向かいさんにお礼をしに行きましたら

真っ先に娘の頭をヨシヨシして下さり『りなちゃんもよく頑張ったね!偉いぞ!!』と言って下さって・・・泣

 

関わって下さった方々の全ての言動に、心の底から感謝し、ジーンと温かい気持ちになりました。

 

私は普段の仕事がネットの中で完結するものなので、人と対面で接する機会がほぼありません。

なので人の温かさに飢えていたのかもしれません。

泣いてばっかりで情けないほどでした。

 

でも、ネットの中で文章を書いていても「言葉は言葉」

人を安心させる言葉・励ます言葉・勇気づける言葉は使うことができます。

 

『愛理さんて温かい人だな~』

そう感じていただけるように、今まで以上に言葉を大事にしようと思えたのでした❀

 

昨今ネットの世界では「不快になる言葉」「マウントを取るような言葉」「意地悪な言葉」に溢れていると思います。

あなたも目にする機会が多いのではないでしょうか?

 

できるだけ自分からそういった記事を読んだり、目にしたりすることのないように意識していきたいものですね。

 

1人でも多くの方が温かい言葉を使って、安心して暮らせる世界になりますように。

 

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「1人でも多くの方が少しでもストレスを解消して、生きやすくなる未来になりますように」

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